派遣から正社員ステップアップ

近頃、わが国でも知られるようになっている勤務形態として「紹介予定派遣」があります。
この「紹介予定派遣」のことをどのくらい理解していますか。派遣期間終了後に派遣先企業と直に契約することを条件として、最長6カ月間派遣スタッフと勤めるシステムのことです。
アメリカでは、正社員登用のおよそ4割がこのシステムによると言われています。 このシステムの利点としては、働く者にとって就職する前に会社や具体的な仕事の内容について見ることができ、自分の方向性や性質に合っているかを確かめられる点が挙げられるでしょう。

また、1人きりで募集企業を探すより、エキスパートによるキャリア形成に関する助言を基にして、自分だけでは見つけ出せなかった新進気鋭の優良企業などから応募企業を選別できるというメリットも見いだせます。
加えて、応募書類だけでは伝えきれない几帳面さや仕事の進め方を採用側に見てもらうことができ、仕事の経験量や知識不足を補えるのも魅力の一つです。

会社としても、直接雇用をする前に会社の様子を知ってもらうことでミスマッチを防ぎ、人材的なまた財的なロスを減らせる点がプラスだとされています。
しかしもちろん、良い点だけではありません。認知度が上がったとはいえ、このシステムを実際に活用している企業はいまだ多いとは言えないのが実態です。

つけ加えるに、直接の雇用が事前に示される条件であるものの、絶対に採用されると約束されているわけではないのが実情のようです。 企業側から採用を見送られることもあります。
さらに、直に採用されるといっても必ずしも社員として雇用されるわけではないということには用心が必要です。
契約社員やアルバイト雇用の場合もあるので、派遣期間中や満期を迎える前には、派遣会社の担当者も含めて雇用形態と各条件面について明確に示してもらうよう話し合うことが重要です。

派遣労働の期間中は「正式に採用されたい」と勇み足をせずに、従業員の方たちの働きぶりを観察し、もし自分が入社したらどう思うか思い浮かべつつ働くようにしましょう。
派遣だからと受け身にならず自分から一歩前に出て働くことで、その仕事が本当にやりたいことなのかどうかがみえてくるはずなので、積極的に取り掛かると見極める際の材料となるはずです。
そのあり様は、企業側への良い印象づけにもなるはずです。最優先すべきは自分自身が納得できるベストな場所に採用されること。自分自身も会社も企業も双方が幸福になれる転職を実現できると良いですね。

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